【2026年最新】ナフサ高騰が招く建材費上昇!住宅価格が下がらない理由と建売住宅を選ぶメリット

「家を買いたいけど、価格が下がるのを待った方がいいのかな?」——そんな声を現在多く頂いており、実際2026年の住宅価格は依然として高止まりが続いています。その背景には「ナフサ」と呼ばれる石油化学原料の高騰が深く関わっています。今回は、ナフサがなぜ住宅価格に影響するのか、今の時代に建売住宅を選ぶメリットについて、佐賀県や長崎県を中心に建売・規格住宅を販売するOURSがわかりやすく解説します。

そもそもナフサとは?住宅価格高騰との関係

ナフサとは、原油を精製する過程で生まれる石油製品の一種で、ガソリンに近い性質を持つ液体状の原料です。「粗製ガソリン」とも呼ばれ、プラスチック・合成ゴム・合成繊維・塗料など、現代社会を支える製品の多くに利用されています。

ナフサは住宅を構成する多くの建材の原料になっています。たとえば断熱材や、窓枠・配管に使われる樹脂素材、外壁塗料の樹脂分などが代表的です。そのため、ナフサの価格が上がれば、これらの建材コストも連動して上昇するという構造になっています。

ナフサが建材になるまでの流れ

ナフサが建材として生産されるまでには、複数の工程があります。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 産油国で採掘された原油が製油所に運ばれる
  2. ナフサが分離・精製される
  3. 樹脂・化学メーカーによって断熱材・塗料・接着剤などの建材製品に加工される

この工程が長いため、ナフサが値上がりしてから建材価格に反映されるまでには数ヶ月から半年程度かかることが多く、これが「住宅価格がじわじわと上がり続ける」ように見える一因でもあります。

ナフサ高騰はなぜ起きているのか

中東情勢の不安定さや円安の影響も重なり、このナフサ価格の高止まりは2026年も続いています。建設工事にかかるコストは2020年と比べて25〜30%以上も上昇しているというデータもあります。

「いずれ落ち着くのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、ナフサの価格を左右する原油の需給構造は短期間で大きく改善する見通しが立っておらず、多くの専門家に共通した見方として「建材価格が2020年以前の水準に戻ることはほぼない」とされています。

ナフサ高騰が建材費に与える影響

ナフサ価格の高騰は、住宅の現場では具体的にどのような形で現れているのでしょうか。断熱材・樹脂建材・塗料など、様々な建材のコスト上昇の実態と、工務店・建設現場への影響をまとめます。

断熱材・樹脂系建材・塗料への影響

ナフサ高騰の影響を最も直接的に受けているのは、石油化学系の建材です。特に断熱材への影響は大きく、2024年から2026年にかけて一部製品で30%近い価格上昇が報告されています。断熱性能は現在の住宅建築において最も重視される性能項目のひとつであり、省エネ基準の強化もあって省略できない項目です。その断熱材が値上がりしているという事実は、住宅全体のコストに大きな影響を与えています。

建材カテゴリナフサとの関係価格上昇の目安
断熱材直接原料+15〜30%
塩ビ管・窓枠サッシ・床材樹脂原料+10〜25%
外壁塗料・シーリング材溶剤・樹脂分+10〜20%
防水材石油系原料+10〜20%

住宅設備大手メーカーの受注停止でトイレ・ユニットバスの納期遅延

2026年4月に入り、住宅業界にさらなる動きが見られます。一部の住宅設備メーカーでは、トイレやユニットバスなどで納期遅延や受注調整が発生しています。これは原材料の調達難が、いよいよ完成品レベルにまで影響を及ぼしていることを示しています。

住宅を新築する際、トイレ・ユニットバス・キッチンといった住宅設備は欠かすことのできない必須アイテムです。これらの設備が「いつ届くかわからない」状態になると、工務店やハウスメーカーは竣工時期を確定できず、引渡しスケジュールの大幅な遅れを余儀なくされます。特に注文住宅の場合、引越しや子どもの入学タイミングに合わせて計画を立てていた方にとっては、深刻な問題となります。

ナフサだけではない住宅高騰の理由

住宅価格を押し上げている要因は、大きく3つに集約されます。第一が建材費の高騰(ナフサ・木材・鉄鋼など)、第二が人件費の上昇(職人不足・賃金アップ圧力)、第三が円安による輸入コストの増加です。この3つが同時進行しているため、「どれか一つが落ち着いても全体は下がりにくい」構造になっています。

住宅に使われる主な建材ごとに、高騰の主要因を整理すると以下のようになります。

建材種別主な高騰要因ピーク時期2026年現在の状況
木材(構造材)ウッドショック・輸送費2021〜2022年高止まり継続
鉄鋼(鉄骨・鉄筋)原料炭・エネルギー費2022〜2023年やや落ち着き
石油化学系建材ナフサ・原油高騰2023年〜現在上昇継続中
輸入建材全般円安・輸送費2022年〜現在高止まり継続

このように、建材ごとに高騰のタイミングがずれており、「木材が落ち着いてきたと思ったら今度は石油化学系が上がってきた」という状況となっており、住宅全体のコストを構成する複数の素材が次々と値上がりを続けているのが現状です。

「待てば下がる」は本当?

2021〜2022年に起きた「ウッドショック」では、コロナ禍の影響で木材価格が急騰しました。その後、原因が解消されても住宅価格はウッドショック前の水準まで大きく下がることはありませんでした。一度上がった価格は下がりにくいのが市場の現実です。今回のナフサ高騰でも、同じようなしくみが働く可能性は十分に考えられます。

また、住宅ローン金利も2024年以降は緩やかな上昇傾向にあります。注文住宅では、土地取得から引渡しまでの間に「つなぎ融資」という短期ローンを使いますが、工期が延びるほど金利の負担も増えていきます。設備の納期遅延が続く今、工期の読みにくさはこれまで以上です。

さらに、待っている間も家賃は毎月かかります。仮に月10万円の家賃を2年払い続けると、それだけで合計240万円になります。早めに購入していれば積み上がっていたはずの資産形成の効果も、あわせて考えると「待つコスト」は決して小さくありません。借入可能な年齢や審査の条件も、時間が経つほど変わっていく可能性があります。「完璧な条件が揃うまで待つ」こと自体が、見えないコストになっているのです。

住宅高騰の時代に建売を選ぶメリット

価格が上昇し続ける時代だからこそ、建売住宅の持つ強みが際立っています。注文住宅との比較、価格変動リスクの回避、チェックポイントの整理を通じて、建売住宅が今の時代に合った選択肢である理由をお伝えします。

建売のメリット①注文住宅との価格差

注文住宅と建売住宅の価格差は、単純に「設計の自由度の差」ではありません。建材の調達コスト・設計費・管理費など、コスト構造全体に違いがあります。注文住宅では、施主の希望に合わせて個別に建材を選定・発注するため、少量発注による割高コストや、設計変更に伴うロスが発生しやすいという構造的な問題があります。

一方、建売住宅は複数棟分の建材をまとめて発注できるため、まとめて仕入れることで1棟あたりの建材コストを下げられます。また、設計が標準化されているため設計費も抑えられ、その分を販売価格に還元できます。ナフサ高騰が続く時代においても、まとめ調達のメリットが価格面での強みを維持する大きな要因となっています。

比較項目注文住宅建売住宅
建材調達個別・少量発注まとめ発注でコスト低減
設計費個別設計(高コスト)標準化設計(低コスト)
価格変動リスク着工後も変動の可能性販売価格が確定済み
総額の透明性追加費用が発生しやすい土地+建物で明確
完成までの期間1〜2年即入居〜数ヶ月

建売のメリット②価格変動リスクを回避できる

建売住宅の大きなメリットのひとつが、価格変動リスクをほぼ排除できる点です。注文住宅の場合、打ち合わせから着工・竣工まで1年以上かかるケースも多く、その間に建材費が上昇した場合、見積もり金額から追加費用が発生することがあります。実際に「当初の見積もりより数百万円高くなった」という事例は珍しくありません。

建売住宅であれば、すでに建物が完成しているか、完成価格が確定した状態で販売されているため、契約時の価格が総額となり、後から上がることがありません。 家計の計画が立てやすく、住宅ローンの返済設計にも余裕が生まれます。

注文住宅・規格・建売で合うのはどれ?

「建売住宅が合理的」と言っても、すべての方に当てはまるわけではありません。住宅の種類ごとに向いている方の特徴を整理しておきましょう。

注文住宅

・5LDK以上など注文でしか叶えられない間取りにこだわりがある方
・時間的・資金的に余裕があり、打ち合わせを楽しめる方

規格住宅

・床材・壁紙など内装の雰囲気を自分らしくしたい方
・住みたいエリアが決まっていて、建物より立地を重視したい方

建売住宅

・立地(資産価値・利便性)を最優先に考えている方
・総額が明確で、資金計画を確実に立てたい方

注文住宅は、自由度の高さと引き換えに、時間・コスト・リスクのすべてが大きくなります。建売住宅はその逆で、自由度を絞った分だけ、価格の明確さ・スピード・安心感を得られます。どちらが「良い・悪い」ではなく、ご自身のライフステージと優先順位に合った選択をすることが最も大切です。

建売住宅を選ぶ際のチェックポイント

建売住宅を賢く選ぶためには、以下のポイントを確認することが大切です。

  • 間取り・動線設計の質
    家事動線や収納の使い勝手は、設計者のこだわりが出やすい部分。実際に見学して確認するのがおすすめ
  • 立地条件
    建売住宅は土地があらかじめ決まっているため、利便性や資産価値の観点で確認する
  • 断熱・省エネ性能の水準
    断熱材の種類・等級、開口部の仕様などを確認し、長期的な光熱費を意識した選択する

建売だからと言って一律に妥協が必要なわけではなく、設計力の高いブランドであれば、注文住宅と遜色のない暮らしの質を実現できます。

ナフサと住宅高騰の関係を理解して賢く家づくりを

金利上昇・資材不足など、住宅購入を取り巻く不安なニュースが続いています。ただ、完璧な条件を待ち続けることで、借入可能な期間や金利条件が変わり「待つこと」自体がコストになる可能性もあります。

大切なのは、ご家族でしっかり話し合い、優先順位・予算・タイミングの「落としどころ」を見つけること。その上で状況を整理してみると、今の時代において建売住宅は合理的な選択肢のひとつです。不安を感じるのは当然ですが、ご家族の暮らしをより良くするための一歩を、焦らず・でも先送りしすぎず、一緒に考えていきましょう。

佐賀・長崎エリアで建売・規格住宅を販売するOURSで現在販売中の物件は、今回ご紹介したナフサ高騰や設備の納期遅延の影響を受ける前に建てられたものです。資金計画から物件見学まで、無料でご相談を承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

次回は、OURSとその他建売住宅の違いについて配信いたします。お楽しみに!